ほけん9月号
~ほけんだより 9月号~
まだまだ残暑が続き、熱中症リスクも引き続き高い状態です。
また、夏の疲れも出やすくなる時期ですね。
コロナもまだ収束の見通しはたっておらず、まだまだ気を抜けません。
しかし、例年に多い夏の感染症は、8月までに当園での感染の方はいませんでした!
引き続き、感染症や熱中症に気を付けていきましょうね。
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9月9日は救急の日です
いざというとき、どういう対処をしたらよいのかこの機会に知っておきましょう!
☆知っていますか?湿潤療法☆
お父さんやお母さんの子どもの頃はケガをしたら、『傷は乾燥させたら早く治る』とよくいわれていたかもしれません。しかし、最近は、『傷は乾かさない』ことが傷を早く、跡を残しにくくきれいに治す近道し、湿潤療法が主流となっています。
傷が乾燥すると一見早く治ったように見えてしまいますが、傷の治りを遅らせることになります。
傷から出てくる透明な液は浸出液といい、傷を治すために必要な物質を含んでいます。(どろっとしたり、濁っている液はこの通りではありません)浸出液を乾かさずに上手に蓋をするのが湿潤療法です。
●ケガをしたときの傷の処置方法●
①傷口をしっかり洗い、汚れを落とす (砂や汚れが残ったまま湿潤療法を行うと、ばい菌が増える可能性があります)
②薬などは塗らずに、キズパワーパットなど、創傷被覆材を貼る。
※ない場合は、一時的にラップで代用もできます。
※ガーゼを貼る場合は傷を乾燥させないように、またガーゼに傷が引っ付かないようにワセリンを塗ってから貼るようにしましょう。
(★擦り傷程度の軽い傷であれば、湿潤療法を行わなくても大丈夫です★)
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Q.キズに消毒はしなくていいの?
A.消毒をすることで、逆に傷をよくする正常な細胞までも破壊して殺してしまうため、傷の治りが逆に遅くなる原因になるといわれています。消毒よりも、傷が出来たらすぐに、しっかりと水洗いをしましょう。現在保育園や学校は基本的には傷口に消毒液は使用していません。
※傷が腫脹・熱感・発赤・疼痛の増強などが見られれば、感染が疑われます。その際は消毒液の不使用や湿潤療法は適切ではない場合がありますので、病院を受診してくださいね!!
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★保育園で貼った絆創膏はお家で剥がしてください★
保育園で傷が出来てしまったときは、絆創膏やガーゼ等を貼る事があります。
ずっと貼ったままでは傷の状態が観察できない事や、ばい菌が増える事があります。
必ずご自宅で一度剥がして傷の観察をして頂き、再度必要であれば新しいものを貼って頂くようにお願いします。
傷の程度によっては園でキズパワーパットを貼る事があります。
その際は、当日は剥がさずに翌日以降の交換で構いません。
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<かかりつけが空いてない時間に病気やケガで受診が必要になったら…>
[吹田市の主な小児科対応可能な休日診療場所]
・吹田休日急病診療所(夜間はしていません)
・豊能広域急病センター(怪我、やけど、骨折、異物誤飲、耳鼻、歯についての診察はしていません)
・吹田市市民病院(救急外来受診時は必ず事前電話確認を)
などがあります。詳しい時間や診察科目などはホームページなどで調べてから受診してくださいね。コロナの状況により、診察困難の可能性もありますので、受診前に電話で確認された方がよいと思います。